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自己責任論に噛みたいと思います。

2015-01-30 Fri : テロ
後藤健二
一人は自分勝手に一人は国の命令でシリアに行った。どちらがより同情されるだろうか。
こういうことも明るく議論されるようでなければ日本はまだまだ未開地ですね。
テロリストによる人質で自己責任論が起きているようです。これ日本の進む道を決めるとき結構重要なので、私も一枚議論に噛みたいと思います。

時代ですが、ブッシュ大統領がイラクフセイン政権を一応一掃した後の、フセインの残党やスンニ派などのテロリストが跋扈しているときですね。日本では今でこそ自衛隊の重要さが認識されてきましたが、当時はまだまだ野党が強くて自衛隊は邪魔者か人殺しの道具のように言われてきました。
国会で野党から「自衛隊は非戦闘地域なら駐留できると言うが、非戦闘地域とはどこなんですか。はっきり答えてください」といわれた小泉首相。白髪を振りかざしマジな顔で「自衛隊が駐留するところが非戦闘地域なんですよ」国会は爆笑でした。

ここから記憶に頼って書きますのでデータや言葉が多少違っていることもありますがごめんなさいです。
日本人数人がテロリストにつかまりその中に高遠菜穂子さんという女性がいました。高遠さんの親族も加わって自衛隊は帰れのデモが起きていました。若いいたいけな女性が人質になったのでほとんどの日本国民は高遠さんの身を心配していたのだと思います。政府はテロリストの巣窟へ人を派遣し地元の有力者や宗教関係者と接触し、懸命の救助活動を行いました。このテロリストグループはまだ穏健な方であったこともあり、幸いにも日本人の身柄を救出することができました。裏で身代金を払ったのでしょう。これは国民の血税ですね。高遠さんはA4を四つ切にしたような紙に殴り書きとしか見えない字で近況を寄せました。そこには救出に努力した政府や心配した国民に対しての感謝やお詫びの言葉は一切ありませんでした。
高遠さんの言った言葉、それは「イラクの人、嫌いになれなーい」でした。そしてイラクに帰っていきました。

変人を自認していた小泉首相にインタビューすると「イラクに帰ったんですか?分かりませんねー。ちょっと理解できません」とね。
殺されたかもしれない地にすぐさまトンボ返りするなんて誰だって理解できませんよ。

もう一つ。日本の学生がイラクを観光旅行していた。政府は危険だから行かないように警告していた。現地のガイドもテロリストに捕まると危ないから近づかないように何度も言いました。それでも学生は楽天家なのか無銭旅行で「日本から来ました。一晩泊めてください」と言えば「日本人好きね。人類みな兄弟、イラクの料理を食べてください。娘を紹介します。オセロゲームをやりましょう」と言われると思ったのでしょうか。
最後に学生を見たガイドによると、所持金はほとんどなく小さな駅の前で途方にくれていた。見知らぬ男が学生に近づき二言三言言葉を交わした。すると学生の顔がパッと明るくなり男らの車に乗り去っていった。アルカイダでした。学生は首を切られて殺されました。

勝手に危険な場所に行った部分は問題にされず、自衛隊をイラクに派遣した政府がすべて悪いのだという論調が全盛の中で、国会議員だった、閣僚だったかもしれませんが小池百合子氏が「個人の自己責任というところもあるのではないか」と言ったのです。個人の責任に言及したのはこれが初めてです。私はバランスの取れた公平な発言だったと今でも思います。日本は自由の国です。しかし自由を言うならそれに伴う責任は当然あります。欧米ではあったりまえの議論がなかったのですね。

現在進行形の人質の話に移ります。ちょっと振り返りますと8月に湯川遥菜さんがシリアで行方不明になったんでしたよね。その後湯川さんと親交のあった後藤さんが湯川さんを捜しにラッカに向かったんでしたよね。最後に会ったフランス人のガイドは危険な目に合っていたので、行くなら全て自己責任で行うと話をケイタイに撮らせてくれと言ったのでしたよね。実際その映像は残っていました。そのガイドは賢明でした。「なぜ危険な場所に向かわせたんだ?」と批判を受けるところでした。

後藤さんはまんまと蟻地獄に落ちました。安倍首相がヨルダンなど難民に支援を約束すると、すかさずテロリストは湯川さんと後藤さんに赤い服を着せて72時間以内に2億ドルを支払わなければ二人を殺す、と恐喝してきたんですよね。その後湯川さんが殺されて(撮影された後もう殺されていたんでしょう)、今度は後藤さん自身の声で「ヨルダンで拘束されている女死刑囚を釈放しなければ私が殺される」と言ってきたんでしたよね。ヨルダンで2014年にテロリストに捕まったパイロットを釈放しろという世論が持ち上がりました。すると後藤さんの声で「女死刑囚を29日の日没までトルコ国境まで連れて私と交換する用意ができなければパイロットは即座に殺される」と言ったのでしたよね。そして30日にヨルダンの担当相は「パイロットが生きていることが交渉の前提条件だ」と発表したんですよね。

後藤さんのことに戻ります。行方不明になっている湯川さんに会いに行ったというのは無謀じゃないですか。この地で湯川さんが行方不明になったということはテロリストに捕まった可能性が十分あるということは誰でも分かりますよね。しかし後藤さんはあえてイスラム国の首都だと称しているラッカに向かった。後藤さんは第三のガイドというのは素性も何も情報は持っていなかったのです。その人物がテロリストかもしれないということくらい判断つきませんかね。
そして赤い服を着せられ命と引き換えに日本に2億ドルを払う道具に利用されましたね。その後後藤さんの声でリシャウィ死刑囚が解放されなければ私が殺されるとテロリストの手先になりましたね。その後後藤さんはリシャウィ死刑囚をトルコ国境に連れて来なければヨルダン人のパイロットを即座に殺すと言いましたね。
日本ばかりか支援金などで日本に恩を感じているヨルダンまで悩ませましたね。

後藤さんは全て自分の責任だと明言しましたね。だったら日本やヨルダンに迷惑をかけるべきではなかった。テロリストに捕まったら自害するか、日本への要求を読むことを拒否して首を切られる映像を送るべきだった。何と言うことを言うんだお前は!とかっとする人がいるかもしれませんが最後まで話を聞いてください。拷問に耐えたり殺されると分かっていながら圧制者に逆らえる人はそうそういません。毒だと分かっていながら冷静に飲んで死んだソクラテスくらいでしょう。ですから危険な場所には行きなさんなと誰でも分かることを言っているのです。いかない選択はいくらでもできたはずです。

私がちょっと心配しているのは、人気ブログランキングでダントツ一位の三橋貴明さんの自己責任論についての記事です。三橋さんはこう書いています。
1月26日「続国民を助けることができない国家」
ネットの方はといえば、湯川氏や後藤氏の過去の活動や、後藤氏の母親の「印象的」な記者会見を受け、J-Castニュースが書いている通り、「自己責任」論が少なくないようです。

『「身代金、自分で払わせれば良い」「危険承知していた」 拘束された2人にネットで吹き荒れる「自己責任論」
http://www.j-cast.com/2015/01/21225847.html?p=all
  「イスラム国」を名乗る集団から殺害が警告されている湯川遥菜さんと後藤健二さんに対し、ネットでは「自己責任論」が噴出している。
 2004年、紛争地だったイラクで日本人3人が武装勢力の人質となった当時を思い起こさせる状況だ。
 後藤さんは「責任は私自身に」と話していた(後略)』
 わたくしには、「安倍政権の責任」論も、「自己責任」論も、共に違和感を禁じ得ません。


1月28日「続々国民を助けることができない国家」
先日も書きましたが、湯川さんや後藤さんの行動がどれだけ軽率だったか、あるいは安倍政権の外交の問題がどうだったか、そんな話はどうでもいいのです。わたくしたちの国「日本国家」が、「日本国民」の命を助けることができるかどうか、という問題であり、その他の理屈はいりません。・・・日本国民が外国でテロリストの人質にされているというのは、非常事態です。
 平時に与党や政権の足を引っ張るのは、いいでしょう。とはいえ、せめて非常時には「国民一丸となって」同じ国民の生命を守るために動けなければ、我が国は長続きしないと思います。」

三橋貴明さんは私の先生みたいなもので、デフレとは何か分かりやすく教えてもらいました。国債のしくみも教えてもらい日本が借金大国なんて嘘だなと教えてもらいました。TPPや消費増税アップはデフレを助長するだけであり反対の立場も同じです。中韓の貿易をストップしても日本は何の影響もないことも意見一致です。国債や紙幣発行のお話しも引用させてもらいました。しかしこの自己責任否定は乱暴じゃないですか?ちょっとちょっとですね。三橋さんを批判するなんて夢にも思いませんでしたよ。

ソースはこのj-castニュースのようです。湯川さんや後藤さんの行動が軽率だったとかはどうでもよく理屈を言うな。非常事態なのだからつべこべ言わずにさっさと助けに行けと言っています。どうも三橋さんらしくないなあ。大丈夫ですか、お仕事が忙し過ぎてオーバーヒートしたんじゃないですか?知性が曇っていませんか?この方の意見とは考えられない。エイリアンが取りついて遠隔操作してるんじゃないの。心配です。
自己責任論を束ねて否定しているようですが、自己責任だから国は助けなくていいというソースを示してもらいたいものです。私は、後藤さんを見殺しにして構わないという意見を持った日本人はいないと思いますけどねえ。日本は自由な国ですから右から左までいろいろな意見が出るでしょうが、自己責任論を言ったらいかんというのはどうでしょうか、言論人がそのことに違和感を覚えたらいけないでしょう。

私は後藤さんや湯川さんがとった行動で日本が危機に陥れられ国民が重大な不利益を被るかもしれません。軽率な行動は批判されても仕方ありません。日本ばかりかヨルダンにも迷惑をかけ、もしまんまとテロリストが死刑囚を奪還したり2億ドルを手に入れたら次のテロが世界中のたくさんの人の命を奪うのです。ただ人質の命を救えばいいという問題ではありません。食堂で飯を食うのだってラーメンにするのかカレーライスにするのかかつ丼にするのか決めないと店は用意できない。一つ一つ国益と人の命を考えて計画を練らないといけない。人命や国の命運かかっていることです。命が大切だから人命第一にやったらいいなどと子供じゃないんだからそんなこと言っちゃ駄目だよ。

人質は今たいへんな目に合っているのだからみだりに批判するべきではないとか、生きている間たくさんの悪事を働いたけど死んだのだから批判は控えるべきだという意見があるが、私はそれには同意できません。大いに意見を交わし批判もすべきです。なぜならば後藤さんのことに限るとこれから後藤さんの身の上はどうなるか分かりませんが、もし3年後にこの話をしたところでほとんどの人が細かいところをだいぶ忘れてしまって事実関係を見いだせなくなっており歴史の教訓とならないでしょう。今だからことがらの意味がはっきり見えているのです。

戦後東京裁判で米英が日本をナチスがユダヤ人を虐殺したようなテロリスト国家に仕立て上げようと南京大虐殺事件をでっち上げた。居並ぶ連合国側の判事の中でインド人のパール判事はただ一人日本無罪論をぶち上げた。日本が行ったのは通常の戦争であり勝ち負けはあるがどちらが正義か悪かではない、米は石油を止めた。日本は予想される困窮さから脱出しようとやむなく参戦したのだ、やむなく。裁判以外はホテルから出ることはなく膨大な資料を研究し日本を弁護したのです。
その時その裁判で日本を弁護したことがいかに大事だったことか。そうでなければ日本は米英によりアジアを侵略した悪者、虐殺者にされてしまったのです。博士の働きで長い間の黒雲に一条の光が見えました。パール博士のおかげで日本は反論できる根拠を得たのです。パール判事ありがとう。ありがとう、パール判事。


人質の議論をするのはいつですか?今でしょ。
そろそろ結論を書きますわ。
結論 政府は後藤さんを救う努力をしなければならない。しかし後藤さんが取った行為は批判されても仕方がない。
でした。

文がとてつもなく長くなってしまいました。最後まで読んでくれた方ありがとう!ついでにボタン押していってね。(^^)v
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